2012年度の様子

2012年8月21日と23日に、昨年度に引き続き「女子中高生のための情報・メディア工房2012」を開催しました。

両日とも、午前中は情報通信分野の企業を訪問し、午後は千駄ヶ谷キャンパスにおいて、情報・メディア技術を利用するワークショップに参加する形式です。全国から約70名の応募があり、その中から抽選で選ばれた、中学1年生から高校3年生の32名が参加しました。

参加者からは「企業訪問とワークショップを組み合わせているのは、自分が働いているような気分が味わえてとてもよいと思います」や、「このイベントに参加し、大学で情報科学を学びたいと思うようになりました」といった感想がありました。

工房その1 2012年8月21日(火)



午前:KDDI株式会社 本社見学

8月21日の参加者は15名で、午前中は、飯田橋にあるKDDI本社で、KDDIのサービスや技術を見学した後、女性技術系社員の方からKDDIでの仕事の内容や、その仕事をすることになった経緯などを伺いました。

午後:モーションセンサーワークショップ

午後は、「モーションセンサーワークショップ」に参加しました。このワークショップでは、Scratchというプログラミングツールを使い、体の動きを検出するMicrosoft社の入力コントローラKinectも利用して、身体の動作を利用したゲームプログラムを2人1組で作成しました。このワークショップは、OtOMOの協力で実施されました。

工房その2 2012年8月23日(木)



午前:IBMソリューション・センター見学

8月23日の参加者は17名で、午前中は、日本橋箱崎にある日本IBM本社を訪問し、女性技術系社員の方を囲み、現在の仕事の内容などを伺う座談会に参加しました。その後、ソリューション・センターを見学し、IBMにおける研究プロジェクト紹介を受けました。

午後:スマホアプリ開発ワークショップ

午後は「スマホアプリ開発ワークショップ」に参加し、App Inventorという初心者向けの開発ツールを使って、さまざまな音を出す楽器演奏アプリを作りました。作成したアプリは、実際にAndroid携帯端末にダウンロードし、最後にチームで合奏を行いました。このワークショップは、Google株式会社から機材提供を受けて実施されました。